監督/脚本
ダミアン・ジフロン
1975年、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。ブエノスアイレスにある映画の大学で映画研究の学位を取得する。2002~2003年、TVのフィクション番組としては最高視聴率を誇り、多くの賞を受賞したシリーズ「Los Simuladores」の2シーズンで、製作、脚本、監督を務める。2003年、マル・デル・プラタ国際映画祭で初監督映画『The Bottom of the Sea』を発表、ラテンアメリカ映画部門のシルバー・オンブ賞と国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞する。さらにサン・セバスチャン国際映画祭でも審査員特別賞を始め、数々の賞に輝く。 2005年に脚本と監督を手掛けた『Tiempo de valientes』は批評家から絶賛され、アルゼンチンとスペイン両国で大ヒットし、国内外の賞を多数獲得する。2006年には、TVシリーズ「Hermanos & Detectives」の脚本と監督を担当する。2008年、製作会社ビッグ・バンを設立。今後の作品として、ラブストーリー『The Perfect Couple』、SF作品『The Foreigner』、英語で撮る予定の西部劇『Little Bee』を計画している。
製作
ペドロ・アルモドバル
1949年、スペイン、ラ・マンチャ生まれ。1985年、製作会社エル・デセオを弟のアグスティンと共に設立。以来、自身の監督作品すべてを弟と製作している。最初に世界的に知られたのは、ヴェネチア国際映画祭で脚本賞を受賞した『神経衰弱ぎりぎりの女たち』(87)。その後、『オール・アバウト・マイ・マザー』(98)でアカデミー賞®外国語映画賞、カンヌ国際映画祭監督賞に輝き、続く『トーク・トゥ・ハー』(02)でアカデミー賞®脚本賞を受賞、監督賞にノミネートされ、名匠と称えられる。また、『ボルベール <帰郷>』(06)では、カンヌ国際映画祭脚本賞を受賞する。その他の主な監督作は、『バッド・エデュケーション』(04)、『抱擁のかけら』(09)、『アイム・ソー・エキサイテッド!』(13)など。
製作
アグスティン・アルモドバル
1985年、製作会社エル・デセオを兄のペドロと共に設立。ペドロの全監督作品の他、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の『ハイル・ミュタンテ!/電撃××作戦』(93)、ギレルモ・デル・トロ監督の『デビルズ・バックボーン』(01)、イザベル・コヘット監督の『死ぬまでにしたい10のこと』(03)、『あなたになら言える秘密のこと』(05)などの製作を手掛けている。
音楽
グスターボ・サンタオラヤ
1951年、アルゼンチン、ブエノスアイレス生まれ。アン・リー監督の『ブロークバック・マウンテン』(05)とアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の『バベル』(06)でアカデミー賞®作曲賞を受賞、最も尊敬されている音楽家の一人。イニャリトゥ監督作品は、『アモーレス・ペロス』(00)、『21グラム』(03)、『BIUTIFUL ビューティフル』(10)も手掛けている。その他の主な作品は、ウォルター・サレス監督の『モーターサイクル・ダイアリーズ』(03)と『オン・ザ・ロード』(12)、『スタンドアップ』(05)、『ヒマラヤ 運命の山』(09)、『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(09)、『8月の家族たち』(13)など。